先日いつも読んでいるFrench codeさんのブログで、バスの中のご老人同士のことが書いてあったんです。
すごく良いお話だったんで、ぜひご覧下さい。長谷川さんのブログ
で、これを読んでいて、先日、電車での出来事を思い出してしまった。そんなに満員電車ではないけど、満席になっている電車に80歳くらいのご老人が乗ってきた。背筋がぴっとのびた上品な方だったけど、杖をつかれていた。その方が空いている席を目指してゆっくり歩いていると、後から乗ってきた30前後と思われる女の子がぱっと座って知らんフリ。もちろん他の席に座ってる人も知らんフリ。ご老人は仕方が無く、手すりにもたれかかって立ってらしたんだけど、私はものすごいびっくり!え!?なんで?困ってる人がいたら席を譲りましょう。と言うのは誰でも知っているマナーなはずなのに…こういった話はよく聞くけど、日本人のシャイな性格が出てしまうんでしょうか?
それをみていて、ちょっと前にフランス人の友人と街を歩いていたときのことを思い出した。私たちの少し前を歩いていたおばぁちゃんがバランスを崩して転んでしまったことがあった。あまりに一瞬のことで、「あっ!」しか言えなかった私。気づいたら友人はすっとおばぁちゃんを抱えて立たせてあげていて、「大丈夫かきいて!」とお願いしてきた。私が「大丈夫ですか?」と聞くと、おばぁちゃんは「ありがとう。膝が悪くてすぐ転んじゃって、立ち上がるのも大変なのよ。助かりました」と笑顔でお礼を言っていた。このときも、もちろんまわりにいた、日本人のあばさんや、おじさんは見て見ぬフリ。なんとも悲しくて、恥ずかしい気分になりました。でも、本当に自然におばぁちゃんを助けてた彼の行動にも感動したし、笑顔でお礼を言って下さったおばぁちゃんを見て温かい気分になった。
これだけじゃなく、困った人を見ると、ごくごく自然に手を差し伸べてあげる様子はフランスでもよく見かけるし、友人たちは当たり前の様にやってくれる。これは文化の違いなんだろうか?
フランス人は冷たい。とよく耳にすることがあるけれど、確かに時々、お店や、公共施設でなんて意地悪なの??と言う人もいるけれど、本当は心の温かい、常に自分に正直な人たちだと思う。仕事や、知らない人にとりあえず笑顔を見せるだけで、困っている人に席を譲ったりすることができない日本人の方がよっぽど冷たいと思ってしまった。(もちろん、心優しい日本人だってたくさんいます。これはごく一部の人たちのお話)結局何が言いたいのか自分でもよくわからなくなってしまったのですが、これも日本とフランスの国民性の違いかなぁ。と思って書いてみました。
ぜひフランス人のこういった優しさをあの電車に乗っていて人には学んでほしい。
コメント