先日、日本滞在３週間の友人をつれ渋谷を散策。
フランスにはいないコギャルと、存在しないラブホテルに
「うぉ！ラブホテルすっげぇ！コギャルすっげぇ！」
と覚えたての、変な日本語（すっげぇ！とむかつく！が特にお気に入りらしい…）
を連発し、大興奮。
「あの子達パリに来たら１０秒でナンパされて、襲われるな」
などつぶやきながら楽しそうにお散歩していたら、
信号待ちで目に入ってきた某有名ケーキ屋チェーン。
もちろんウィンドウにはおいしそうな色とりどりのケーキが並んでいるのですが、
この友人達は「うわぁ…最悪ケーキがいっぱい。
日本食で唯一僕が大っ嫌いな食べ物はショートケーキだぁ！むかつく！」
「パティスリーフランセーズってあそこのケーキ屋は嘘つきだから知らせにいかないと！
フランスのお菓子にあんなまずい物はない！」と騒ぎだし、
私の愛するふわふわケーキをあまりにもけなし続けるので、
「ちょっと！失礼すぎる！！あれは日本のケーキの味なんだからそんなにバカにするなぁ！」と反論。
既にご存知の方も多いかと思いますが、ショートケーキなる物はフランスにはなく、
まずふわふわスポンジがほとんど存在しないのです。
日本の女子なら誰もが愛するこのふわふわスポンジ。
フランス人にはとっても不評で、
「なんでそんなにまずい物を食べるんだ、あれはケーキじゃない！
食器洗いのスポンジと同じ！」などと、大抵は大批判されます。
じゃあ味見をして、おいしいか、まずいか決めよう！と言うはなしになり、
「うわぁ全部まずそう…」と大変失礼な事をつぶやきながらケーキ３種を購入。
公園で食べてみると…
「うぅん。おいしくないけど、まずくはない。２０点満点中７点だな。
でも軽すぎ。スポンジおいしくない。」とやはり気に入らないらしい。
確かに庶民派の安いケーキで、すこぶるおいしい訳ではないが、
何となくすごく悔しい気分になった。
いつか「スポンジケーキはおいしい！」と言わせてやりたい。
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ただいま編集部ではNo11号の準備が架橋に入っています！
久々のパリ、初めてのレストラン特集です。
他にもいつもの連載コラムも着々と完成。またまた素敵なないようになってます！
次号の発行は１０月１０日を予定しております！
